ピノ・ブラン100%。畑はCelles-sur-Ource村のLes FiolesとEssoyesのEnvers de Fenêtreで合計1.5ha。樹齢60~65年の超VV。ステンレスタンクで醸造。2年間以上瓶熟成。ドザージュは8g/l。
戦後に植えられ理想的なヴィエイユ・ヴィーニュとなったピノ・ブラン100%で造るシャンパンが、今日オーブの造り手の間で大きなムーブメントになっていることは、「Dufour」や「Leblond-Lenoir」の説明でご案内した通りですが、ついに「ピノ・ブラン100%のシャンパンのみを造っている」という、男前なRMが見つかりましたのでご紹介します。
当主フレデリック・プティ・カミュザの奥さん、エヴリンさんがオーブの名門タサン家より相続したは畑は、ピノ・ノワール5.5haとピノ・ブラン1.5haでした。しかしながらこの夫婦は、オーブの宝物たる、しかも、樹齢60年以上という多くの栽培家が喉から手が出るほど欲しいピノ・ノワールを、惜しげもなくすべてぶどうでネゴシアンに販売し、ピノ・ブラン100%のシャンパン造り一点に生きる道を選びました。